Secret Sign

たくさんのものの中から
自分のものを自分だけがわかる方法で発見する

Secret Signは,「目的のものを短時間で,かつ他人には知られない方法で発見する」ことを目的とした研究です.この方法を使うと,手軽な手段でたくさんのものの中から数秒で発見できることを確認しました.

SecretSign
SecretSign は誰にも知られず目的のものを簡単に発見することができる技術です

 


情報技術が発達し,膨大な情報の中から探し出す,人と情報をつなげる技術は日々進歩しています.

IT,IoTとヒトを結びつける技術

一方で「モノとヒトと情報をつなげる」部分はどうでしょうか?例えば目的地へ辿り着くにはスマートフォンでナビゲーションできますが,最後の部分,この建物か?あの建物か?を知るには画面上の情報と現実環境を照らし合わせ人が判断する必要があります.

色々なものがシェアリングされる社会において,似たような形のものなかから一つ発見するのは,複雑な手がかりが必要になると考えられます.IDや任意の記号によって一意に識別するためには,例えば車ならナンバーの情報などを画面に表示し,それを元に人が探すという手間が必要になります.

同時に複数の人がお互いを邪魔せず,気軽に,簡単に探せる

また,目的のものがどれか,という情報が他人に知られるということは,セキュリティ上好まれない場合があります.例えば,暗い深夜の人気のない駐車場でこれから乗ろうとする車が他人にバレてしまう,というのは強盗などの危険を伴う環境も存在しています.

そこでこの研究では,自分の操作と連動して光る,という単純なシステムで発見させることができ,それを複数のランダムに光るものに紛れさせることで,他人からは発見されないという,目的対象物発見手段を実現しました.また,このシステムは複数の人が同時に利用してもそれぞれの発見を邪魔し合うことなく利用できます.

言葉で説明してもわかりにくいですが,実際に操作すると,あまりの簡単さとわかりやすさ,それにもかかわらず他人にはわからないというこの技術に驚かれると思います.


  • Yusuke Sakai, Hiromi Morita, Yoshio Ishiguro, Takanori Nishino, Kazuya Takeda, “SecretSign: A Method of Finding an Off-line Target Object without Revealing the Target to Observers”, Proceedings of 21st IEEE International Conference on Intelligent Transportation Systems (ITSC 2018), pp. 3651-3656, November 2018.
  • 森田 弘美,石黒 祥生(名大),西野 隆典(名城大),武田 一哉(名大),Secret Sign:目的対象物発見のための秘匿性の高いインタラクション手法,情報処理学会インタラクション2018,pp. 437-442.